「人」と「犬」との関わりが古くから続いているのは、
皆さんがご存じの通り。
大きく吠えたり、動くものを追ったりすることが、
人にとって大いに役に立ってきました。
“危険を察知し、吠えて知らせる表現力”は、
日夜の「警戒作業」に。
“パワフルな走力や追跡能力”は、
狩猟の際の「追跡作業」に。
“俊敏な機動力や状況判断能力”は、
家畜を放牧する際の「誘導作業」に、と。
犬の高いコミュニケーション力と
卓越した身体能力を上手に引き出し、
ますます専門性の高い犬種が生み出されていきました。
そう。『犬種』とはつまり、
「仕事」に応じて改良されてきたスペシャリストたちだ
と、例えることもできるのです。
(そのうえ、犬の場合は特に、
歴史的に“短期間”に改良が進みました。
ですからなおさら、
犬種ごとの特色が色濃くあらわれやすいようです。)
「個体差」だと思っていたことが、実は『犬種差』だった…
ということは十分にありえるお話なのです。
では、その『犬種差』とは?
“犬種と性格〈2〉”で解説していきます。
どうぞお楽しみに! 〜次回に続く〜