愛犬をしつけるコツ〈2〉

~ルールを決める~

たとえば、「おいで!」と「Come!」。
いずれも“こい!”という
同じ結果を示す言葉です。しかし、人同士でも、それぞれの関連性を理解していないと
誤解が生じてしまうことがありますよね…?
では、犬と人の場合はどうなのでしょうか。
言葉を話す人同士でも誤解が生まれるのですから、
人と犬の間では、どうしたって誤解が生まれやすいものです。
そこで今回は、各ご家庭内で決めていただきたいルールを
いくつかピックアップしてみたいと思います。

まず最初にお願いしたいことは、“号令”の統一です。
「おいで!」や「こい!」などは、どれかに統一する必要があります。
これらは、愛犬を迷わせないために重要なルールなんです。
わたしたちトレーナーは、
聴覚情報(号令)と視覚情報(身振り)を一緒に出して
犬に確実に指示する、という方法をとっています。
号令の出し方は、プロでも慎重におこなっているんですよ。

次に、愛犬に対して“していいこと”と“悪いこと”の区別をしましょう。
愛犬がスリッパで遊んでいるのを見て、お母さんは叱るのに
お父さんは笑っている――ということがあったとします。
愛犬は混乱をおこすばかりでなく、
相手を選んで行動するようになってしまいます。
それらを防ぐためにも、区別はハッキリしましょう。

そして、愛犬の食事や散歩の時間、タイミングを家族で決めましょう。
催促されてから行動してしまうと、
愛犬は“催促すれば望みがかなう”つまり“自分の方がエライ”と
学習してしまいます。
ものごとの決定権(主導権)は、常に人側が持つようにしてください。

大事なのは“一貫性をもって愛犬に接すること”。
そうすれば、愛犬も心から飼い主さんを信用し、
よりよきパートナーとなってくれるでしょう。
愛犬が混乱することのないように、
家族のなかで家庭内ルールをつくっておきましょう!